その他のジャンル・その一冊目『京都美味ガイド』
行楽のシーズンです。私は京都の長岡京市に住んでいます。今日は京都グルメ店の美味ガイドを紹介します。京都への行楽の折には参考にしてください。
【本の特色】
1.著者一人が実際に足を運んで選んだ店です(著者は50歳前後の女性)。
2.料理のコース・目玉メニューなどがカラー写真で載っています。そして、値段・席数・休日・入店時間・禁煙可否・要予約などきめ細かく掲載。
3.女性の選んだ店だけに女性客も確かに多く、料理の見た目も考慮されています。
4.私がいくつかの店を訪れて九割方満足しました。
5.幅広いジャンルを渉猟(しょうりょう・歩きまわってさがし求めること)しています。
割烹・料亭、和食、お弁当、寿司、うどん、そば、フレンチ、イタリアン、洋食、牛肉、鶏肉、串、とんかつ、カレー、お好み焼き、中華・ロシア・韓国・タイ料理、
カフェ、バー、漬け物、食材、パン、和菓子。
6.店主の名前、修業歴、内部と雰囲気、料理の様子、創業など臨場感が感じられます。
7.三段階のおすすめガイドで275軒を網羅しています。
8.本はコンパクトで持ち運びにも便利です。
【著書】『京都美味ガイド』(関谷江里(せきやえり)写真・文 淡交社 950円 )
〔京都駅界隈〕
●京都和久傳(割烹・料亭):京都伊勢丹11階。上質な料理でコースは5250円~。開放的カウンターから京都の街が北山まで望める。お値打ち店。全55席。
●はしたて(和食):京都駅ビル・スバコ内3階。紫野和久傳による気楽な店。味は一流で素材は上質。コース「煖々(だんだん)」は3675円で先付け・お造り・鍋・ご飯・お菓子と値打ち。鯛の護摩味噌寿司1260円は人気。全席46席。
●ア・プ・プレ(フレンチ):東本願寺北側の築100年以上の町屋の店。カフェ風の店で女性シェフのつくるのは骨太の本格的フランス料理。コースは3200円。メイン料理が魚と肉の両方だと4200円と安価。女性シェフはフランスで修業を積んできた。帰りにはいつまでも見送ってくれるので、早く角を曲がった。全席18席
●ぼて(串):中京区。一周およそ30種類がストップかけるまで全員同時に配られる。
具材がよく1800円食べ放題とは驚異的値打ち。家族的雰囲気に好感を持てる。
●イノダコーヒー本店:中京区:スタンダードはコーヒーは「アラビアの真珠」500円。
ガーデンや雰囲気ある旧館があり、京都を代表するコーヒー店。205席。
●トラットリア・サルティンバンコ(イタリアン):中京区。9種類の野菜をつかった前菜の盛り合わせは味よく美しく必食。食材産地がすべて明確。コース3900円(9種類野菜付き)~。シェフは口数は多くないが良心的な仕事をされる。その分時間をゆったりと。全席26席。
●岩さき(割烹・料亭):中京区。料理は季節感豊か、土鍋で炊きたてご飯もあり。ご主人は「高台寺和久傳」「祇園丸山」「柊屋 別館」など名店で修業した方で職人肌。女将さんはざっくばらん。半年前より初々しい娘さんも手伝い始めた。コース10000円~。
私には高いが値打ちは保障つき。友遠方より来たときには行きたい。全席12席。
●一保堂茶舗 嘉木(かぼく)(サロン和):中京区。御茶屋さんの中の喫茶店。抹茶、玉露、煎茶、ほうじ茶など入れ方も学べて、和菓子付き。お菓子付き500円前後。
●味ほんざわ(和食):上京区。冬に間人(たいざ)蟹が食べられる。焼き蟹が特に美味しい。甲羅酒は注ぎ足しても旨みが出てきて堪能する。なぜ間人蟹が美味しいか? それは間人港は蟹の漁場が近く生のままで持ち帰れるからだそうです。一匹18000円は私には高く(間人蟹としてはチョウ安い)、一生に一度だと言い聞かせて食べる。
〔大徳寺周辺〕
●紫野和久傳 大徳寺店(割烹・料亭):北区。洗練した典座(てんぞ)料理(動物性食材を使わない)を食べさせてくれる。焼き物、蒸し物、揚げ物どれも美味しい。午前10時から6回設定されている。コース5250円のみ。一人の職人さんが1階の板場でつくり、2階のカウンター席まで料理を運び、話し相手もしてくれる。なんぼ下ごしらえをしていても、ものすごい修業です。全席10席。
〔御所西周辺〕
●虎屋菓寮 京都一条店(サロン・和):上京区。虎屋は1520年代京都で創業。庭を望めるガラス張りの壁面、外に川と蔵があり、気持ちのよいサロン。生菓子とお茶のセット1050円。お菓子の購入も可能。前後に御所への散歩もよし。
第一段階:まずはおすすめ、26軒。
カウンター割烹を中心に、コース仕立てでいただくお店20軒と、フレンチ、イタリアン等の洋食と中華から厳選6軒。
第二段階:ぜひ訪れていただきたい、138軒。
きわだって美味しい、楽しい、居心地がいい、ここだけ・・・の店紹介。
第三段階:まだまだあります、108軒。
忘れてならない名店、生まれたての新店がまだまだあります。
【著者】
1960年代前半大阪生まれ。学習院大学フランス文学科卒業。ソルボンヌ大学文明講座終了。出版社、広報の仕事などで25年間東京に暮らす。2006年から京都に移住。京都の食をテーマとした仕事に従事。
本校の健康栄養コースの授業に、豊中市にある懐石料理店の「桜会(さくらえ)」の店主・満田健児さんが来てくれています。「桜会」は新日本料理としてとてもすばらしく、2012年版のミシュランガイドで二つ星になりました。